【観光地とPR】#52

先日、県外の友人が遊びに来ました。
香美市の自然を堪能してもらう予定でしたが、本人の希望で「にこ淵」に行ってきました。
「にこ淵」は本来神聖な場所で、観光地として訪れる場所ではなかった。
しかしながら、数年ぶりに訪れた「にこ淵」は新しい標識が増え、「にこ淵」に下りる下り坂にも奇麗な階段が設置され、スカート、サンダルの女性でも簡単に行けるようになっていた。
実際にそういうスタイルの女性も居ました。
平日の午前中にもかかわらず、多くの観光客でにぎわっていました。

これはPRという発信力のなせる業なのだろうと思いました。
香美市にも「轟の滝」という素晴らしい滝があるのですが、発信力の弱さなのかいつ行ってもあまり人影を見ません。
たまたまなのでしょうか?

高知県の有名観光スポットをざっとあげると、四万十川、仁淀川、桂浜、牧野植物園、ひろめ市場、四国カルスト、むろと廃校水族館、モネの庭、高知城、アンパンマンミュージアム、久礼大正市場、日曜市、坂本龍馬記念館、桂浜水族館。
最近では大月町にある柏島や、安芸市の伊尾木洞、残念スポットとして逆に最近見直されている、はりまや橋なんかもあったりします。

そこで今回は、各市町村の観光地とそのPRについて書こうと思います。
以前行った道の駅の直販店同様、西の方から見ていこうと思います。

【宿毛市】
七ツ洞・・・黒潮が白亜の断崖につくった大自然の芸術。いくつかの洞窟は中で繋がっており。内部は神秘的な世界が広がっています。市営定期船から見る事ができます。
シーカヤックで洞窟内部に入った人もいらっしゃるようです。
PRどうなんでしょうかねぇ。。。
ネットで見たところそんなに積極的に行われていないような気がします。

【大月町】
こちらは先にもあげた柏島。ダイビングスポットとしてダイバーの間では知られた存在だったのが、最近では一般に観光客も訪れるようになっているようです。透明度が高く、宙に浮いているように見えるボート。SNS映えするスポット。
PRについては旅行関係の大手サイトにも登場するようになり、多くの人に知られてきている感じがします。

【土佐清水市】
足摺岬・・・まぁ足摺岬です。有名です。
足摺海底館・・・大阪の万博の時代にできた海の生き物を観察できる塔。建物のデザインがもう万博のパビリオンのような素敵なたたずまい。個人的に好きなスポットです。
スポットもあるのですが、スポットというかジョン万次郎推しの町です。
イメージ的に。
PRは大手旅行関連のサイトで紹介されていますね。

【三原村】
星ヶ丘公園ヒメノボタンの里・・・蓮の池がある公園みたいですね。アレですね、ええ所けどにモネの庭とキャラが被っている感じがします。なんとなく。。。
「ポテンシャルは十分!ただ、知られていないだけ」だそうです。
PRはどうなんでしょう?若干弱い気がします。力を入れている所はネット検索するとすぐに観光協会のホームページが出てきたりするんですけどねぇ。。。
ポテンシャルは十分!

【四万十市】
四万十川・・・ですよねぇ。
沈下橋・・・各種。
安並水車の里・・・土佐藩家老の野中兼山という人が、水田に水を引き込むために作った水車だそうです。水車が何車も並び、タイムスリップしたような気持にさせられます。アジサイが凄いらしく、その時期に行くと水車とアジサイの競演を撮影することができるでしょう。
PRはだいたい大手旅行関連サイトでの紹介が多いですね。

【黒潮町】
入野海岸・・・遊泳できる海岸としては高知で一番広いのではないだろうか。サァーフィンをされる人も良く見かけます。毎年ゴールデンウィークに開催される砂浜美術館の「Tシャツアート展」は壮大で、無数の思い思いのアート作をプリントしたTシャツが海岸を埋め尽くします。参加者は県外からも多くたくさんの観光客が訪れます。
PRは力入ってます。観光協会のホームページはもちろんの事ながら、砂浜美術館独自のホームページもあり、県内外の人に知ってもらえるよう広報活動をしています。

【四万十町】
四万十川・・・こちらも四万十川。高知に来た時に四万十町と四万十市ってややこしいなぁって思いました。まぁ今でも思っていますが、こちらは四万十川の上流域になります。
沈下橋・・・各種。
火振り漁・・・伝統的な鮎漁。夜に松明を振って鮎の追い込み漁を行います。SNSなどでもスローシャッターで写した幻想的な画像を目にします。こちらは事前予約が必要ですが、見学だけでなく体験もさせてもらえるようです。
鯉のぼりの川渡し・・・今では日本の各地で見られるようになった、鯉のぼりの川渡しですが、こちらが発祥地らしいです。
PRは大手旅行関係のサイトなどで紹介されています。

【梼原町】
ゆすはら雲の上の図書館、雲の上のギャラリー、梼原町総合庁舎・・・はい、全部隈研吾設計。今や日本を代表する建築家。梼原町以外にも点在する隈研吾設計の施設。梼原町がそもそもの始まりで彼のターニングポイントとなったようです。
うすはら座・・・木造の芝居小屋で、建物の存続に携わった隈研吾は今皆さんが知る隈研吾と言えば、木組みの設計の出発点となった。
PRは隈研吾さんを通して各メディアが梼原町の事を世間に知らしめたことになるでしょう。

【中土佐町】
久礼大正市場・・・明治時代中期に漁師のおかみさんたちが、捕れた魚介類の販売を始めたのがきっかけとなり市場が誕生した。ここに行けば新鮮な魚介類が手に入り、その場で料理してもらい頂く。というなんとも贅沢なことができます。
近くには道の駅なかとさがあり、こちらでも浜焼きのスペースがあり楽しむことができます。
PRは県内ではもちろんのことながら、県外の全国放送でも時々紹介されたりしていますので、知名度は上がっているのではないでしょうか。

【津野町】
四国カルスト天狗高原・・・愛媛県との県境にある山の尾根に広がるカルスト高原。壮大に広がる景色はとても気持ちよく、放牧されている牛ものんびりと過ごしている。山の上なので天候に左右されやすいのが心配ですが、お天気の日などは最高に気持ちが良いです。
PRはこちらも全国放送や大手旅行関連のサイトなどで発信されています。

【須崎市】
横浪黒潮ライン・・・リアス式海岸である横浪半島の峰に沿って19km続く、風光明媚なドライブウェイ。浦ノ内湾や四国山地を一望でき、途中にある展望所では、太平洋の大海原や内湾両方の景色を楽しめます。
鍋焼きラーメン・・・観光スポットではないですが、食を求めて来られる人も多いのではないでしょうか。「なかがわ」「橋本食堂」なんかが有名。
PRは観光協会及び大手旅行関連サイトなどで紹介されていますね。

【仁淀町】
仁淀川・・・「仁淀ブルー」というブランドを立ち上げて、今では県外の人も知るスポットとなりました。四万十川同様に沈下橋も推していますね。
PRは大手観光関連サイトが最初の方に現れ、観光協会のHPは下の方でしたが充実した内容で見やすかったですね。

【越知町】
仁淀川・・・こちらも基本的に仁淀ブルーと沈下橋推しです。
スノーピークおち仁淀川・・・越知町と言えばスノーピークなイメージです。キャンプ場以外にも、「かわの駅おち」というスノーピークの看板が付いた施設もあります。
PRは大手観光関連のサイトより、観光協会のHPの方が分かりやすかったですね。

【佐川町】
牧野富太郎・・・牧野先生関連のスポット推しです。牧野公園、牧野富太郎ふるさと館、佐川文庫庫舎、伊藤蘭林の寺子屋などなど関連施設の宝庫です。
PRは観光協会のHPが充実しているように感じました。

【日高村】
村の駅ひだか・・・観光スポットと思われるのが、こちらのみな感じです。しかしこちらはいつ行っても人が多く賑わっています。
オムライス街道・・・日高村を縦走する33号線沿いの飲食店はそれぞれ個性的なオムライスを提供している。スタンプラリーなども行っている。日高村はトマトの産地なので、トマトと言えばケチャップ、ケチャップと言えばオムライス、ということになったらしいです。
PRは観光協会のHPを見て頂くのが一番良いかと思います。

【いの町】
にこ淵・・・最初に書いたので詳細は書きませんが、人が多いです。
UFOライン・・・「天空の道」とも呼ばれ、2018年には菅田将暉出演、トヨタ自動車の新型カローラのCMでもロケ地として使われました。
土佐和紙・・・和紙の産地でもあるので、「道の駅土佐和紙工芸村」や「いの町紙の博物館」などの施設があります。
PRは簡単にスポットを知るには、大手観光関連サイトになりますが、よりディープな情報が知るには観光協会のHPが参考になります。

【土佐市】
地酒・・・スポットらしい所はあまりございませんでしたが、全国でも恐らく酒好きの人は知っているであろう、「亀泉」「酔鯨」があります。亀泉は事前予約をすれば酒蔵の見学ができるようです。酔鯨の方は観光客も入りやすいショップが併設されています。もちろん酒蔵も見学ができます。こちらは時間が決まっているので、込み合っていなければ事前予約も要らないかもしれませんね。
個人的な推し・・・「萩の茶屋」という食堂。浜焼きなどの海鮮と中華料理と焼肉が楽しめる不思議スポット。最初名前を聞いた時、西成の萩ノ茶屋となんか関係あるんかえ?と思ってしまいました。
PRは観光協会のHPを参考にしたら良いと思います。

【大川村】
謝肉祭・・・大川村と言えばこれ。というかこれしかないんやないやろか?今年は11月3日の文化の日にあるそうです。
PRは謝肉祭関連の物が多く、観光協会があるのかないのか分かりません。役場が情報を発信していました。

【土佐町】
早明浦ダム・・・「さめうら」と読みます。ダム好きにはたまらないスポットだと思います。大阪出身の人は高所恐怖症なので見ているだけで、頭がクラクラします。
PRは大手観光関連サイトに頼る形になります。

【本山町】

モンベルアウトドアビレッジ・・・アウトドアのモンベルの施設です。バンガローやお店、レストランなどがあります。大阪の会社なので個人的に嬉しいです。高知の中高年男女のモンベルTシャツ着用率が高いです。
PRは大手観光関連サイト頼りになりそうです。

【大豊町】
杉の大スギ・・・めちゃくちゃデカい杉の木があります。見るのにはお金が必要です。
ゆとりすとパークおおとよ・・・山の上にあるキャンプなどを楽しめるパークです。
梶ヶ森・・・こちらもキャンプを楽しめます。トレッキングで訪れる人も多いです。天体望遠鏡もあります。
PRはちょっと弱いかもしれません。大手良関連のサイトを見てもなかなかに良さが伝わりにくいと感じました。

【南国市】
長尾鶏センター・・・尾長の鶏の繁殖、飼育を行っている施設。
西島園芸団地・・・一年中メロンやスイカが食べられる観光農園。
海洋堂Space Factoryなんこく・・・海洋堂のもの作り人材育成の場としてオープン。
PRは大手観光関連サイトよりは観光協会のHPの方が分かりやすいです。今後はやなせたかしさん関連のなにかしらのスポットができるのか?分からないですけど。。。

【香南市】
高知県立のいち動物公園・・・いわゆる動物園です。ただここの動物園は大阪にある天王寺動物園なんかと比べると、それぞれの動物のエリアが広く動物たちがストレスなく暮らしているように感じます。ハシビロコウ推しです。
絵金藏・・・江戸後期から明治初期に活躍した浮世絵師である広瀬金蔵。通称「絵金」の資料館。
龍馬歴史館・四国自動車博物館・創造広場アクとランド・・・確か同じ人が経営してると思います。全部一緒の所にあります。龍馬歴史館は蝋人形の館です。四国自動車博物館は自動車だけでなくオートバイも展示されています。創造広場アクとランドはもひとつよく分からん施設です。遊具で遊ぶ所???
PRは大手旅行関連サイトがひしめき合っていますが、観光協会のHPが地味ですが、情報は充実しています。

【芸西村】
琴ヶ浜・・・東西に約4km続く美しい砂浜。月の名所としても有名で、中秋の名月の頃には「観月の宴」が開かれます。どんな宴なのか調べてみたのですが、ステージで色んな出し物が模様されるイベントのようです。お客様は各自レジャーシート持参でお越しくださいとのことです。
このイベント以外にも秋になると「竹灯りの宵」も開かれ、無数の竹灯りが砂浜に並ぶそうです。幻想的で良いですね。
PRは大手旅行関連サイトなどが中心になります。

【安芸市】
伊尾木洞・・・海の波で浸食され、およそ300万年前の地層が隆起してできた洞窟。日本列島の温暖な地域に広く分布するシダが、一か所に群生している非常に珍しい場所なので、国の天然記念物に指定されているそうです。
野良時計・・・明治時代、地主であった畠中源馬がアメリカ製の時計に興味がわいた。アメリカから取り寄せた時計を何度も分解、組み立てを繰り返した。そして自分の手で新しく部品から手作りで時計を制作。当時は時計はほぼ流通しておらず、周辺の田畑従事者が時間を知るのに役立ったと言われているそうです。国の有形文化財に指定されている。
PRは大手旅行関連サイトが分かりやすいかもしれません。

【馬路村】
ゆずの森加工場・・・馬路村と言えばゆずの加工品生産量日本一。ゆず加工村でもええのではないかと思うくらいです。こちらの工場施設は自由に見学することができます。
馬路森林鉄道・・・かつての森林鉄道を復元して観光鉄道として復活。
PRは観光協会なんでしょうね、名前が「馬路ふるさとセンターまかいちょって家」です。他の旅行関連サイトより分かりやすいです。

【安田町】
大心劇場・・・昭和なラインナップの映画館。オーナーである豆電球さんはシンガーソングライターとしても活躍。ほっこりしたい時におススメです。
PRは大手観光関連サイトが良いと思われます。

【田野町】
田野町完全天日塩製塩体験施設・・・太陽熱と風力の自然エネルギーだけで塩を作っています。日本でも数少ない完全天日塩の塩づくりを、間近で見たり体験することができます。田野町には田野屋塩二郎さんが塩づくりをされています。
PRは基本、大手旅行関連サイトになるだろうと思います。

【北川村】
北川村モネの庭マルモッタン・・・クロード・モネが愛した庭。公式にフランスの財団から承認をもらい、北川村に誕生した庭園。夏になると青いハチ、ブルービーが現れます。
中岡慎太郎関連・・・史跡や資料館などがある。歴史好き幕末好きにはたまらない場所であろうと思います。
PRはモデルコースまで提案してくれている、観光協会のHPが充実していると思います。

【奈半利町】
サンセットクルーズ・・・その名の通り、サンセットクルーズです。
町屋・・・幕末から昭和初期にかけての古い街並みを散策。
PRは大手旅行関連サイトが良いかもしれません。町の観光客向けHPがああるのですが、情報が更新されておらずあまり役にたたないです。

【室戸市】
むろと廃校水族館・・・今や大人気のスポットになりましたね。学校のプール、手洗い場、跳び箱をそのまま使った展示スペースには脱帽です。
吉良川の町並み・・・伝統的建造物群保存地区と文化庁から指定されている町並み。
御厨人窟・・・弘法大師空海が空海になったとされる洞窟。洞窟は二つ並んでいて、一つは修行用の洞窟でもう一つはご飯を食べたり眠ったりする洞窟だと聞いたことがあります。
PRは大手観光関連サイトの方が分かりやすいかもしれませんね。

【東陽町】
生見海岸・・・サーフィン。
白浜海水浴場・・・海水浴。
海の駅東洋町・・・お買い物。
PRはそうですねぇ旬の情報だと東洋町のHPを見たほうが良いと思います。というか東洋町のHPですね。

さて最後の二か所、高知市と香美市。

【高知市】
高知城・・・山内家のお城。江戸時代に築かれた天守が現存する十二天守のひとつ。
牧野植物園・・・植物学者である牧野富太郎の業績を記念して開園された植物園。朝ドラの影響で、植物園のある五台山は渋滞続きだったそうです。
桂浜・・・坂本龍馬が好きな人が行く海岸。桂浜水族館が好きな人が通る海岸。
日曜市・・・日曜日の朝に高知城下の追手門通りに連なる朝市。古いお店から最新のお店まで幅広く、高知を買うを求めて沢山の人が訪れる。
ひろめ市場・・・なんとなく観光客が吸い寄せられる飲食パラダイス。もちろん地元の人も吸い寄せられる場合もあり。
PRは大手旅行関連サイトが大いに宣伝してくれております。

最後に
【香美市】
アンパンマンミュージアム・・・日本で最初にできたアンパンマンミュージアム。近くにはやなせたかしさんと妻の暢さんが眠るメモリアルパークもございます。
龍河洞・・・日本三大鍾乳洞のひとつ。1934年に国の天然記念物と国の史跡に指定されました。昭和の中頃までは高知へ旅行するなら必ず龍河洞に訪れる場所でした。
個人的には
轟の滝・・・落差83mを三段に分かれ落ちる滝。最大の滝壺はおおよそ15mの直径がある。平家の落人伝説があり「日本むかしばなし」にもなった織玉姫伝説というのが言い伝えとしてあります。他府県の人は知らないでしょうから、ほぼ来ないと思いますが、とても素晴らしい滝です。
PR。。。香美市はとても下手だと思います。残念ですが。魅力的な場所なのにね。

というわけで今回は観光スポットについて書いてみました。
次回はこの流れで、各市町村の飲食店と産物、加工品の紹介をしてみようと思います。

長々とありがとうございました。



スタッフ 大阪出身の人





ほな!



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