2022年3月18日
地図で見ていただいても分かるように、香美市は四万十市や四万十町と匹敵するくらいの面積を有しています。
広いですがそのほとんどが山です。
80%以上が山です。
前回のブログと重複しますが、三つの地域に分かれていて、平野地域の土佐山田と中山間地域の香北、山間地域の物部からなっています。
韮生の里 美良布直販店(にろうのさと びらふちょくはんてん)は、真ん中の香北にあります。
今回はそんな香美市ってどんなところなんでしょう?
というのを各スポットの画像を見ながらちょこっと紹介していこうと思います。
まず最初に平野地域の土佐山田です。
土佐山田町
鉄道の玄関口、JR土佐山田駅。
岡山駅から土讃線の特急南風に乗車2時間ちょっとの鉄道の旅。
途中にはかずら橋でも有名な大歩危小歩危(おおぼけこぼけ)があり、高知最初の停車駅である土佐山田駅に到着します。
こんな小っさい駅ですが、日本最初のアンパンマンミュージアムがあるから停車してくれるのかしら?
詳しくは知りませんが、特急が止まってくれます。
アンパンマンミュージアムや韮生の里へ行くには、ここからアンパンマンバスに乗って、終点の美良布まで行きます。
いきなり歴史の話に飛びますが、お隣の南国市は昔から栄えており、鎌倉時代から安土桃山時代、山内家が入ってくるまで長宗我部家が勢力範囲を広げていました。
その影響で土佐山田にも多くの農家や工人が住んでおり、長宗我部の家来であった山田氏のお城もありました。
土佐山田には他にも龍河洞という鍾乳洞があり、昭和の頃は高知の人気観光スポットでした。
決して今は人気が無いとは言わないですが、アンパンマンミュージアムにやや押され気味な気がします。
大阪人的には。。。
国の天然記念物に指定されていて、弥生時代には人が住んでいた痕跡である炭や土器なども見つかったそうです。
ふぅ〜ん。。。
平野地域である土佐山田は生姜の畑が多く沢山生産されています。
それ以外には「土佐打刃物」という刃物も生産されています。
こちらも古くは鎌倉時代にさかのぼるようで、江戸時代には多くの鍛冶屋があったようです。
詳しく知りたい人はネットとかで調べてみてください。
それからフラフという大漁旗のような旗を作っています。
旗の意味であるフラッグからつけられたようで、子供の日に鯉のぼりと一緒にはためかせている家もまだ文化として残っています。
香北町
続いては香北です。
華北は中山間地域で香美市の真ん中の地域です。
何回も言ってますが、日本で最初のアンパンマンミュージアムがあり、その真前の韮生の里美良布直販店があります。
最初の画像はお店からも見える有瀬という地区にある名の花畑です。
最近も新聞やテレビで紹介され、恐らくインスタグラムの為だと思いますが、最近行き方をよく聞かれます。
こちらの画像は韮生の里(向かって左側の建物)から見た名の花畑です。
見えてはいますがなかなかに道が分かりにくい。
画像では見えませんが山と韮生の里の間には物部川が流れており、その向こう側へまず行かないとダメです。
道は狭く不慣れな人は不安になるかもしれません。
途中山手へと向かう道へ入りひたすら登る。かなり急坂です。
物部川
お世辞にも綺麗とは言えませんが流れ込む支流が沢山あり、それらの川はとても綺麗で透明度も高く大小の滝が沢山あり、マイナスイオンに癒されます。
轟の滝
日本の滝100選にも選ばれた滝です。
玉織姫伝説というのが残っていて、平家の落人の娘である玉織姫が大蛇に拐われたという悲しいお話があります。
マンガ日本昔話でも紹介されました。
3段からなる滝は迫力があり、落差は3段合わせて83mになります。
すぐそばまで降りることができますよ。
物部町
べふ峡
物部は一番奥の山間地域になります。
町の中心地は大栃(おおとち)という場所で、昭和の初期はダム建設で賑わい劇場や映画館なんかの娯楽施設もあり、香北より賑わっていたそうです。
残念ながら今は閑散としており過疎化が進んでいます。
これより更に奥に進んで徳島との県境の少し手前に、べふ峡と呼ばれるスポットがあります。
こちらは秋になると紅葉が綺麗で、沢山の観光客が訪れます。
べふ峡沿いを上がると上記看板にもあるように白髪山の登山口まで行けます。
白髪山は1,770mの山で剣山系の山になります。
って書きましたが、剣山って何やねん?
だと思うので簡単に説明すると、剣山は四国にある西日本で一番高い石鎚山に次いで高い山で、日本百名山にも選ばれている山で、ってなんちゃら百選って多いなぁ。。。
白髪山はその一味である。
ということです。
白髪山に登ると天気が良ければ、太平洋も見えるそうです。
ホンマかいな。。。
青印は韮生の里で赤印が白髪山です。
物部町はとてものどかな田舎ですが、世界に誇れる物を持っております。
それは柚子の出荷量が世界一ということです。
だから日本中、いや世界中の人々も知らず知らずの内に、香美市物部町の柚子を口にしているかもしれませんよ。
それから伝統文化の話になるのですが、呪術廻戦や陰陽師なんかでお馴染みの呪文みたいなのってあるやないですか。
あんな感じの民間信仰があります。
「いざなぎ流」と呼ばれ国の重要無形民族文化財にも指定されています。
それをされる方を太夫と呼びます。
コウメ太夫とは一切関係はございません。
チクショー!話は戻りますが、この太夫さんは紙を使って呪術を使います。
千と千尋の神隠しでハクを追いかけてきた白い紙の軍団がいましたでしょ?
動きませんが正にあんな感じの物を作り使います。
太夫さんはまだいらっしゃいますが、もう高齢で消えゆく文化となりつつあります。
水木しげるさんも昔、このいざなぎ流を題材にしている漫画を描いていたことがあるそうです。
読んだことないですけどwww。
とまぁ物部町はある意味一番ぶっ飛んでいるかもしれません。
と簡単にですが、香美市のスポットや農作物、伝統文化について書かせてもらいました。来週は当店で取り扱うお品について少しずつ紹介していければなと思っております。
スタッフ 大阪出身の人
ほな!
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