2022年6月24日
高知にはお米の3大ブランドというのがございまして、四万十川の中流から上流にかけて生産される「仁井田米」と、土佐町相川で作られる「相川米」と香美市の香北町で作られる「韮生米」である。
しかし日本人って3大なんとかとか、なんちゃら百選とか好きですなぁ。
韮生米の田んぼ 稲刈りチョイ前
さて話を戻してこのお米たちなのですが、共通するのは中山間地域である事と綺麗な水が流れている事です。
中山間地域の特徴は昼夜の温度差です。
夜は寒く昼間は温暖な気候で、寒暖の差がお米や野菜の旨みを出すと言われています。
そして綺麗な水ですね。
お米作りには水がとっても大切です。
夏でもひんやりと冷たい水も米の旨味には欠かせないようです。
このような立地で育つからこそ艶やかな美味しいお米が育つのです。
と偉そうに書いていますが、大阪人である私は最初「韮生米」というのは「コシヒカリ」みたいな米のブランドだと思っていました。
しかしよくよく聞いてみると、品種ではなく土地としてのブランドだったのです。
しかもそれを聞いても最初はナンジャラホイ?だったのです。
そんなに土地って大事なの?
都会人はアホです。。。というか私がアホなのかもしれません。
今はちゃんと分かってますよ。
そんなわけで気候とお水はとても大切だということを知りました。
他のブランドは置いておいて、「韮生米」について少し調べてみました。
よく聞くのが山内家にも献上していた。
高知のお殿様ですね。
しかし、その山内家と言っても一豊さんから容堂さんまでいらっしゃるわけでどの辺の山内さん?と思いました。
色々と調べてみると、分かった範囲ですが明暦1655~1658年3代目山内忠豊さんから元禄1688~1704年5代目山内豊房さんの頃までは、非常に困窮しており米を作るどころではなかったようです。
寛政中期1795年頃10代目山内豊策さんの頃にやっとお米の生産量が上がってきたようです。
と考えると、年貢ではなく献上という形なのであればこの豊作さん以降になるんじゃ無いかと。。。
私の中では勝手に一豊さんが「これめっちゃ旨いやん」ってなってたと思ったのに、どうやら違うみたいですね。
あと疑問に思ったことがあるのです。
じゃあ年貢ってどうしてたん???
どうしてたんやろ?????
分からん。。。
また調べておきます。
ともあれそんな江戸時代から美味しいとされていた「韮生米」も最近では生産者さんの高齢化で出荷量が年々少なくなってきています。
元々少なかったから、「幻のお米」なんて例えている人もいたぐらいなのに、ますます口にする機会が減りそうですね。
とても残念な事に棚田をぶっ壊してフラットな土地にしたりしているところもあります。
まぁする人が居ないなら仕方がないのでしょう。
都会っ子的には見た目の美しさだけで無責任なことを言いますからな。
さてさて韮生の里の直販店ではもちろん「韮生米」は取り扱っております。
しかもお米だけじゃなく、このお米の玄米を使った「玄米かるかん」というお菓子も取り扱っております。
香北町のおばちゃん達で結成した「にろうまいこ」というグループが保存料、合成着色料、添加物を一切使わないという徹底したこだわりの元、賞味期限一週間という短さと戦いながら毎週美味しい「玄米かるかん」を作っています。
もうあれっすよ「韮生米」愛ですね。
イベントにて「玄米かるかん」をPRするおばちゃん
皆さんも是非機会がありましたら韮生の里 美良布直販店へお越しいただきたいです。
そして「韮生米」をゲットしてほしいです。
まぁ言うてもらったら通販もいたしますよ。
スタッフ 大阪出身の人
ほな!
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