【高知県の空き家】#18

2022年7月22日

本日は一見すると韮生の里直販店とは関係ないような話ですが、ニュースで高知県の空き家がおよそ5万戸で全住宅の12.8%と日本一の空き家率となりました。

筆者が住む集落です

この背景には高齢化と若者の流出などが大きいと思います。

そして私が住んでみて感じた事は、空き家なのに何もしていないケースが多い。

又聞きにはなりますが、おじいさんやおばあさんが亡くなった後そのままにしており、人に貸すわけでもなく売るわけでもなく放置しているところが多いようです。

人が住まなくなった家は劣化していき、時間が経つともう人が住めないボロ屋になってしまいます。

実際そのような家も見かけます。

それぞれに事情があるとは思います。

個人的には勿体無いなぁと感じます。

時々他府県の人から空き家が無いかと聞かれたりもします。

私は一市民で移住定住の促進担当では無いです。

でもそんな私にも聞いてくるくらい香美市に住みたい人は意外と多く、空き家はあるのになぁ。。。ってね。

香北町の韮生米の田んぼ

さて、ここからが直販店に関する話になります。

先日もかりかり桃子について書きましたが、生産者が減少しており幻の桃となってきております。

これを書いている本日も少量ではありますが、入荷がありました。

でもあっという間に完売しました。

生産者の減少。

これこそ高齢化と若者の流出、さらに空き家はあるのに貸したり売ったりする家がないと言う負のスパイラルが起こっている原因だと思われます。

このままで行くとかりかり桃子だけでなく、他の農作物を生産する農家もどんどん減って行く事でしょう。

5年後、10年後ひょっとしたら直販店からお野菜が消滅してしまうかもしれません。

もしくは他の都道府県のお野菜を無理矢理並べているかもしれません。

これはとても勿体無い話です。

出荷量日本一の物部町の柚子も香北町や土佐山田町で育てられているお野菜も、育てられる最高の土地があるにも関わらず、それを担う人が消滅する。

今ならまだ間に合うと思うのです。

だって住みたいと思っている人が沢山いるのですから。

最初に書いたニュースとほぼ同時期に富山県のニュースも入ってきました。 富山県では今、「0円空家バンク」と言う制度です。 移住者と譲渡者を繋ぐサイトを立ち上げ、それだけではなく譲渡する所有者には県の方から、不用品処分費に補助金を出し無償譲渡を促すそうです。 譲渡された方も50万円までの補助金が貰えるそうです。 引っ越すと何かと保全などの費用がかかるので非常に助かりますね。 老齢化した家を解体するにはおおよそ200〜300万円はかかります。 家を放置して固定資産税を払い続けて、最終的にこの金額が覆い被さってくる事を考えたら譲渡してしまった方がいいと思います。 高知県も富山県の取り組みを参考事例として、空き家に対する策を具体的に早く行ってほしいと思います。 最初にこの制度を取り入れたのは、富山県上市町と言うところだそうです。 上市(かみいち)韮生の里があるのは香美市(かみし)。。。 ダジャレ???

香美市をはじめ高知県はとっても良いところです。 日照時間も長く四国山脈から流れてくる水のほとんどは高知県に流れてきています。 しかも県の八割が山で中山間地域は寒暖の差があり、お野菜を作るのには最適な場所です。 県外の人が旅行に来て「カツオのたたき」を食べるぜぇって来られますが、帰る時には「お野菜が美味しかった」と言う話も聞きます。 直販店の一店員の私ですが、この素晴らしい場所で新たに農業に勤しんでくれる多くの人に移り住める環境を作ってほしいなと切に願います。 ホントにお野菜が美味しいんですよ。 ということで、今回はちょっと違った目線ですが空き家に関する事を書かせていただきました。 最後まで読んでいただきありがとうございました。

スタッフ 大阪出身の人

ほな!

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