【新しい】#44

個人的には高知に移り住んで良かったと思っている人なのですが。。。
ニュースや地域の人や知人などから、時々聞くネガティブな話があったりします。
ネガティブだけではないんですけどね。

子供の出生率が最下位だったそうです。
高知県は鳥取県、島根県と並ぶ人口の少ないところです。

めちゃくちゃ環境のええところなのに残念ですね。
引っ越してきて感じたこと。
空気がクリアで空も真っ青だし、山も一つ一つの木の輪郭が分かる。
海岸線に工業地帯がない。
有害物質を排出するような工場も見たことがない。

こんなええところなのに、人がスッカスカ。
きっと県外の人はこの魅力を知らないんだ。
そう感じております。


スカスカなんですが、最近では土佐山田町の商店街にお店を出したいという人が増えています。
実際に私に聞いてくる人さえいます。

お隣の香北町に住みたい。
そういうお声もよく耳にします。

ってことは、香美市だけで考えても流入したい人はおるわけです。
しかしながら、現実問題としてなかなかに実現しているケースは少ないです。

そこで自治体はどう考えて何をしようとしているのか?
気になったので、香美市長の「市長の部屋」というがあったので、少し読んでみました。

当たり前の話ですが、ええこと書いたはりますよ。

開業支援や農業支援、その他には教育など多岐にわたって素晴らしい目標がかかげられておりました。

実現するとええですね。

ただちょっと思うところがあるんですよね。
農業はちょっと横に置いておかせてください。
開業や移住。
開業支援があっても今の現状として、物件が無いんですよ。
土佐山田町の商店街には空き物件と思われる建物がぎょうさんあります。
でも貸しも売りもほとんど無い。
移住も同様で、香北町に住みたいと言っている人によく会います。
でも空き家であろう家はたくさんあるのに、貸しも売りもほとんどありません。
なんやったら人が長く住んでおらず、朽ちた家をよく見ます。

人づてに聞いた話によると、多いのはその家の息子さんや娘さんは都会に出て、そこで仕事をし、結婚し家庭を築いており、実家には帰らない。
お父さんもお母さんも亡くなり、空き家になった家には両親の大量の荷物がそのまま残っている。
近くに住んでいるのであればまだしも、大阪や東京に住んでいると、そう頻繁には帰ることはできません。
家の荷物を処分するにもお金がかかるし、だいたい土地勘が無くなっているので、どこに頼めばいいのか分からない。
なんとか荷物を処分したとしても、今度家をどうするかによって変わってきます。
恐らく今の家だと固定資産税も一番安いと思います。
貸すなり売るなりする場合、そのままで安くするのか、それともそこそこの値段にしたいから、ある程度リフォームしてから出すのか。
仮に、もうとてもじゃないけれど、住めない状況であったならばどうなるのか。
そうなると取り壊してから、貸すなり売るなりする。
家の取り壊しは、大きさにもよりますが、何百万円もかかるそうです。
そんな住みもしない家にお金はかけられないでしょう。
取り壊してしまうと固定資産税も上がる。
それならばそのまま放置しているほうが楽。

こういう人が多いようです。
しかも家の相続をきちっとしている場合は、これで済みますが、相続をきちっとしていない場合は、相続人は親族にバラ売り状態。

こうなると何かアクションを起こそうとすると、全員の了承を得ないと動けない。
そんなややこしいことが現実に、世の中では起こってしまっているようです。

というわけで、どうしょうもない物件はゴロゴロしています。
貸さない、売らない物件。
結局、住む場所が限られていくので、当然ながら更に人口は減少するでしょう。

こういう問題を先にクリアしないと、開業支援したところで物件は無い。
教育の充実を図っても、住む場所が無ければ意味がない。
農業支援も地元で元々されている人だけの支援になる。

とにかく物件問題をクリアして、新しいお友達をたくさん作りたいものです。

ってね、ちびっ子もお友達はたくさん欲しいだろうし、ママ友パパ友も欲しいだろうし、土佐山田町の商店街だけじゃないだろうけれども、たくさんのスポットができると、遊びに来る人も増えるだろうしね。
観光客だけじゃなくって遊びのスポット、暮らしのスポットに繋げる為には、まずは空き家問題の解決が先決だと、個人的には思っています。


というような危機感を住みだしてから、ずっと感じております。
ええところやのに勿体ない。

住むところを出店するところを何とかしてほしい。
それからだと思うんですけどね。
あくまでもスタッフ大阪の人の私見です。

これ以外にも
進む高齢化の波、外国人移住、教育を受けさせてあげる為の周辺援助、民間企業への市役所業務委託、閉校閉園になった施設の再利用案件、市民の声の受け皿、市外の人の期待と要望の窓口、観光と地元住民の平和的な共生、などなどあげるとキリはないですが、どこにでもある田舎ですが、どこにもない素敵な田舎になることを切に願っております。


というわけで、本日はこの辺りで終わりにしようと思います。



スタッフ 大阪出身の人





ほな!



 


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